健康な職場環境は
組織の成長と成功に欠かせない
石井工機は、従業員の健康と幸福を大切にしています。健康な職場環境は、組織の成長と成功に欠かせない要素です。健康経営を通じて、従業員の健康を促進し、生産性向上や職場満足度の向上を目指しています。
健康経営優良法人・健康事業所宣言
ものづくりに携わる弊社では、工程によっては肉体を酷使する業務もあり、慢性的な肩こり、腰痛などの症状に悩む社員が多い状態でした。また、体調不良による突発的な欠勤により、生産効率や社員への負荷に偏りが発生する局面もありました。それらの課題を解決するために、2017年に社内トレーニングジムを設置したことを契機に、健康的に働ける職場づくりを目指し、様々な取り組みを開始しました。
当初は社員の関心が薄く、せっかく設置したジムやその他の施策も利用されない状態でしたが、2020年に就任した代表が健康経営の主体となり、2021年に健康経営優良法人の認定を取得したことで取り組みの認知、推進が加速し、現在では様々な経営上の効果が生まれています。
社員の健康状態を確認する指標として、体調不良による突発的な欠勤回数を定量的に調査しています。直近年度の2024年においては、前年比で欠勤ゼロの人数割合が約13%増加、6日以上の欠勤のあった人数が3.2%減少(いずれも3月~9月の集計)と、一定の効果が確認できました。また、社員の仕事におけるパフォーマンスの指標としては、、時間外労働時間と業績数値の推移で検証をしています。2023年には、過去最も最も多かった2018年対比で、時間外労働の1人平均値が約1/2にまで減少しているにも関わらず、売上高、営業利益ともに過去最高益を大きく更新し、労働生産性は創業以来初めて1000万円を超えることができました。また、社員のエンゲージメントについては、ネガティブ離職者が2019年12月を最後に発生しておらず、エンゲージメントの定点観測のために行っているQ12の数値も年々高まってきています。
これらを健康経営の取り組みによる結果と受け止め、今後もさらに取り組みを加速させていくと共に、2030年に向けての長期ビジョン「群馬で一番働きやすい会社になる」の実現に向けて走り続けて参ります。
健康経営優良法人・健康事業所宣言
健康経営優良法人認定制度とは、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している企業等の法人を顕彰する制度です。
石井工機は2021年から4年連続で認定を受けており、2024年には中小規模法人部門で認定された企業のうち「健康経営優良法人の中でも優れた企業」かつ「地域において健康経営の発信を行っている企業」として優良な上位500法人に対して付与される「ブライト500」に認定されました。認定要件の項目には、社員のヘルスリテラシー向上の取り組み、受動喫煙対策、ストレスチェック、メンタルヘルス不調への対応、長時間労働への対応、ワークライフバランスの適正化などがあります。
この健康経営の考え方に基づき、健康事業所であることを宣言し、社員の健康増進に取り組んでいます。
主な取り組み
ココロとカラダのキャリアサポート「ココカラ」
2022年から、毎月キャリアコンサルタントと作業療法士の資格を持つ講師を招き、フィジカルとメンタルの両面から社員さんが元気に働けるためのサポートを行っています。5名が受講するガイダンスでは、「腰痛」「肩こり」「睡眠」などのテーマを設定し、ストレスや睡眠不足が体に及ぼす影響や、効果的なストレッチ方法などを教えてもらっています。マンツーマンで受講する個別相談では、個人的な体の悩みやストレスについて、1時間に渡って様々な相談を受けてもらっています。
トレーニングジム、シャワールーム完備
2017年に社員とその家族が自由に使えるトレーニングジムを設置しました。週に最大2時間までは勤務時間中でも使用することができ、運動不足の解消や健康改善に取り組みやすい環境を整備しています。汗を流した後はマッサージチェアやシャワールームを完備した休憩棟でリフレッシュすることもできます。
セルフ・キャリアドック
専任のキャリアコンサルタントを招いて、月1回のキャリアコンサルティング、管理職のキャリア形成のための研修「ToP」、新入社員向けのキャリアパスの設定、ベテラン社員向けの個別キャリアパスの設定に取り組んでいます。キャリアに対する不安要因だけでなく、人間関係やプライベートの悩みやストレスにもアプローチし、心身ともに働きやすい職場環境の整備に努めています。
産業医の選任
従業員50人以上の事業所には産業医の選任が義務付けられています。石井工機の従業員数は40人に満たない規模ですが、2023年6月より産業医を選任し、毎月の訪問によって社員の心身の健康状態の把握と改善に取り組んでいます。
コロナ罹患への対応
新型コロナウイルス罹患や濃厚接触による出勤停止、コロナワクチン接種による副反応による体調不良などは、全て特別有給休暇として対応。コロナ罹患者が発生した部署については、コロナ欠員フォロー手当として、出勤者全員に1日1,000円の特別手当を支給しています。罹患者が安心して療養に専念でき、業務に支障を出さないための対応です。
健康改善手当
体脂肪計やスポーツウェアなど生活習慣の見直しに取り組むための物品の購入や、温泉で心身を癒すなど、健康改善のために自由に使える手当を年間最大10,000円支給しています。
健康診断再検査費用負担、PET-CT検査
全社員に対して毎年健康診断を実施していますが、診断後に再検査の項目がある場合は、治療の必要が確認できるまで検査費用を会社で負担します。また、がんの早期発見・早期治療のため45歳になった時点で一度、全身のがんをスクリーニングするPET-CT検査を受けることができます。
ワークライフバランスの改善
適切なワークライフバランスを実現するために、社員の時間外労働は平均20時間以内、有給休暇取得率は平均70%以上を維持できるように工程管理を行っています。有給休暇は、特別な場合を除きほぼ100%取得できる体制になっています。2022年度の実績は時間外労働11.6時間、有給休暇取得率は78%です。
クラウド健康管理システム
クラウド健康管理システムにより各自のスマートフォンで健康診断結果を簡単に閲覧することができます。健康診断の結果をデータ化することにより、自動分析や細やかな健康管理をすることができるようになりました。従業員数は50人未満ですが、このシステムを使ってストレスチェックも実施しています。
その他の取り組み
- 屋内完全分煙
- 禁煙補助剤の支給
- 朝食欠食対策(カロリーメイト)
- 健康メルマガ配信(協会けんぽ)
- 女性の健康課題相談窓口設置
- パワハラセミナー
- メンタルヘルスセミナー
- メンタルダウン休職者に対する外部コンサルタントの定期面談
- 食と栄養のセミナー
- サークル活動支援
- 健康診断再検査費用負担、受診時の就業時間認定
- 45歳時PET-CT検査(希望者)
- 昇降式デスク導入
- インフルエンザ予防接種
- 社内コミュニケーションツール導入
- 勤怠管理システム導入
- 健康意識アンケート
- 勤務間インターバル制度
- 懇親会費用補助(NOMIGO)
- シャッフル飲み会
- パパ育休取得奨励
- 睡眠モニター
- ノー残業デー(実施予定)
- スポーツ大会(2024年度実施予定)
健康経営活動レポート
2024.10.01
訪問型眼科検診実施2024.09.25
社員交流スポーツ大会開催2024.05.27
cle a molette 活動報告2024.05.23
第2回食と栄養のセミナー開催2024.04.15
健康経営取り組み事例集2024への掲載2024.03.12
健康経営優良法人2024ブライト500認定2023.11.24
「後楽奄(こうらくえん)」スタート!2023.11.22
第1回食と栄養のセミナー開催2023.11.06
第33回ぐんまマラソン参加2023.09.26
渡良瀬遊水地ハーフマラソン参加